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金谷憲教授の多読トレーニング

とにかく英語にたくさん触れる
  外国語を身につけるためには、その外国語に多く接する必要があります。英語にたくさん触れる一番の近道は、「英語で書かれた本を読む」ことです。本を読むということは、話す以上に言葉の上達を促します。英語は一昔前と違い、多くの読みものが簡単に手に入ります。洋書の値段もずいぶんと安くなりました。英語で読書をする環境は整っているのです。

辞書を引かずに多読をする
  多読のときに気になるのが、知らない単語が出てきたときにどうするかということです。
多読のコツはなるべく辞書を引かないで読むことにあります。知らない単語に出くわすたびに辞書を引いていたのでは、たくさんの量の英語を短時間に読むことはできません。
また逆をいえば、あまり辞書を引かなくても読めるような本を選ばなければ、多読はできないということです。

知らない単語に出合ったら
  それでは具体的に、わからない単語とのつき合い方を見ていきましょう。読んでいて知らない単語に出合ったら、次のようにしてみてください。
(1) 飛ばしてその先を読んでゆく。読み進めていくと、
何とか先がわかる。 → 辞書を引かない
(2) 飛ばしてその先を読んだところ、内容がわからない。もしくは、その単語が繰り返し出てくるため、先に
進めない。 → 辞書を引く
あわてて、すぐに辞書を引くと、辞書を引くのに忙しくて、なかなか英文をたくさん読むことはできません。日本語で辞書を引くときにも、その単語の意味を想像しながら辞書を引いていることが多いと思います。「こんな意味だとは思うが、どうだろう」、「やっぱり、そうだった」といった思いをすることが多いのではないでしょうか。
英語で多読をするときも同じです。わからない単語に出合ったら、日本語でそうするように、一度その単語の意味を想像し、そして少しの間その想像で読み進めてみてください。あなたの想像した通りの意味であれば、多分、その後も文章を理解してゆく上で支障はないはずです。

自分に合った本を選ぼう
  多読を始めるためには、本の選び方も知っておかねばなりません。自分に合った本をうまく選ぶことができれば、多読の成功に大きく近づいたと言っても言い過ぎではありません。
まず本を手にとってパラパラとめくってみます。知らない単語があまり目につかない本を選ぶのがコツです。
大体、40語に1語ほどがよいレベルです。20語に1語ぐらいでも大丈夫だ、という説もありますが、実際に日本
人の高校生や大学生で調べてみると、40語に1語ぐらいの方が妥当であるようです。
とは言え、本を選ぶときにいちいち40語ずつ数えるのは面倒くさいもの。その際は、「その本を寝転がって読め
るかどうか」を考えてみてください。本来、机に向かって背筋を伸ばし、精神を集中して読まなければ内容が頭に
入ってこない、というような本はやめておきましょう。
寝転がって読めるレベルとなると、自分が多読に使える本は中学校の教科書ぐらいしかなくなってしまう、と嘆いている人はいませんか。それでよいのです。中学レベルのものがスラスラ辞書なしで読めるという力は、実はかなりの英語力なのです。

自己チュウで選ぼう
  本選びの次の基準は、「自己チュウ」です。自分中心に選ぶということです。世間一般的には自己チュウは悪いことですが、多読の本選びは、自分の好きなものを選ぶ、これでよいのです。
他人がどう思うかなど気にする必要は全くありません。自分が読んで面白いと思うものを選んでください。そうでなければ長続きしませんし、長続きしなければたくさんの本を読むことはできません。

冊数で勝負しよう
  多読は量の勝負ですから、厚い本を読んでもよいように思うかもしれません。でも、これはあまりよいアイデアではありません。薄い本を何冊も読む方が賢い選択です。それで自信をつけることができれば、この多読は成功なのです。ページ数より、冊数で勝負しましょう。
まとめ
多読を成功させるには
1. 英語に多く触れることが大切
2. 英語に触れるには読書が一番
3. 辞書を引かないで、想像力を働かせる
4. 寝転がって読める(中学レベル)くらいの本を選ぶ
5. 本は、自己チュウで好きなものを選ぶ
6. 冊数で勝負する
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  金谷 憲教授写真
金谷憲
東京学芸大学教授。
東京大学英文科、同大学院、米スタンフォード大学博士課程を経て現職。
専門は英語教育学
1986年〜88年NHKテレビ「英会話1」講師。


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金谷 憲
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ISBN 4-89684-143-3
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