The Phantom of the Opera
オペラ座の怪人
ガストン・ルルー (著者)
19世紀末、華やかなパリのオペラ座には怪人が住んでいるという噂があった。たびたび目撃されるがい骨のような人影、常に怪人のために予約されているボックス席5番、立て続けに起こる奇妙な事件の数々。オペラ座で歌姫クリスティーヌとの再会を果たしたラウル子爵は、クリスティーヌと共にオペラ座の怪異の渦中へと引き込まれていく……。繰り返し映像化、舞台化されてきた幻想的で悲しい愛の物語。
オペラ座の怪人 目次抜粋
- 読み始める前に
- PROLOGUE
- Is It the Ghost?
- The New Margarita
- The Rule Book
- Box Five
- In Perros
- Faust and What Followed
- The Masked Ball
- Above the Trap-Doors
- Erik
- Christine! Christine!
- Down into the Cellars
- Inside the Torture Room
- The Scorpion and the Grasshopper
- The End of the Ghost’s Love
- Word List
ガストン・ルルー(Gaston Leroux,1868-1927)
フランス、パリの裕福な家に生まれる。弁護士、法廷記者として活躍するかたわら、劇評や戯曲の執筆も手がけた。1900年代から怪奇小説を書き始め、『黄色い部屋の秘密』をはじめとするルールタビーユシリーズなど、数多くの作品を残す人気作家となった。1910年に発表され大評判になった『オペラ座の怪人』は、ルルーが実際にパリのオペラ座で不可思議な噂話を取材して書いたものである。