教養の粋を結集した珠玉の12レッスンが好奇心を刺激。ウィルソン教授の名文に、プロの翻訳者でもある山本教授が英語を深く味わうためのポイントを解説。
ここにごらんいただく英文は、ある一定のレベルの学生を想定して、比較的容易に読めるように欠かれています。語彙的には、各章で、高校で学ぶレベルに新語が5語プラスされる程度に設定されています。また、約4分でほぼ理解できることを想定しています (実際に、東京大学の教室では、そのように時間を区切った読解訓練のために用いられました)。
しかし、文章、内容ともに、決して単純化された幼稚なものにはなっていません。むしろ、ごく自然な英語であり、理系・文系をとわず、様々な方々が興味をもてるようなものばかりです。そして、「読者に考えるきっかけをあたえる」というのがモットーです。練習問題も、広く応用のきく英語力がつくように、との思いのもとに作られています。
ー 英語を読み、教養を深める(はじめにより)
レッスン
1954年生まれ。スコットランド出身。オックスフォード大学卒業、グラスゴー大学大学院およびオックスフォード大学大学院修了。現在は、東京大学大学院総合文化研究科教授。現在の研究テーマは。プラグマティズムと真理。著書に 『Wittgenstein’s Philosophical Investigations: a Guide』(Edinburgh University Press)、『Simply Philosophy』(Edinburgh University Press) / 日本語版『自分で考えてみる哲学』(東京大学出版会) などがある。
1954年生まれ。和歌山県出身。東京大学教養学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授、専門はイギリス19世紀文学。『アンティゴネーの変貌』(共訳、みすず書房)、『自分で考えてみる哲学』(東京大学出版会)、『ネルソン提督伝』『図説アーサー王物語』『ホビット』『女王エリザベス』『完全版 赤毛のアン』『アーサー王の円卓の騎士』『アーサー王最後の戦い』『トロイアの黒い船団』『オデュッセイア(上・下)』(以上、原書房)、『イギリス流 大人の気骨—スマイルズの「自助論」エッセンス版』(講談社) など、数多くの翻訳書を手がけている。
両氏共に英語教育にも力を注いでおり、高校英語検定教科書『CROWN English Series [I] & [II]』『CROWN English Reading』(三省堂) (山本:編集主幹・著者、ウィルソン:著者)、および中学・高校英語準拠教材『CROWN PLUS English Series』(三省堂) などの執筆も手掛けている。さらに、東大駒場英語部会の中心メンバーとして、東大生の基礎英語力向上に尽力している。